
青年局・部が第28回次世代育成塾を開催
石破茂元地方創生相が「歩むべき道」で講演
兵庫県連青年局・青年部が主催する第28回「ひょうご次世代育成塾」が、4月22日午後2時から県連で行われ、次代を担う若者約100人が参加しました。なかでは、石破茂元地方創生相が「日本の歩むべき道」のテーマで講演し、少子高齢化の中で自民党が果たすべき使命と役割、また、それを担う心構え、姿勢などについて提言。示唆に富んだ内容に、熱心にメモを取る参加者の姿が見られました。
冒頭、主催者を代表して谷口俊介青年局長(県議)が「日本の未来について総合的な話を聞くいい機会」と趣旨を説明しました。
次いで来賓出席した谷公一県連会長が登壇、現今の国会での諸問題について「事実を究明し、然るべき処分のうえ再発防止策を講じるべき」と説き、「政治家が国政に取り組んでいる気迫、魂を学んで」と呼びかけ、山本敏信県連幹事長(県議)は「党大会で憲法改正4項目が発表された。時代に合った憲法改正を目指すために理解を深めたい」と理解を求めました。
この後、講演に立った石破氏は「今の総裁を皆んなが支えるのは当然」と前置き、「自民党のイメージを変えるためには表紙だけでなく中身が変わらなければならない」と国民政党としてのあり方を強調しました。さらに2年前の参院選にふれ、北海道、秋田以外の東北で落とすなど、これで勝ったと言えるのか」と戒めました。
次いで少子高齢化について「人類が経験したことにない試練に遭遇する」と認識を示し、「明治の5千万人とこれからの5千万人とは全く違う」と人口構造の変化への視点の重要性を指摘しました。
また、鳥取県から隣県の島根県に行くためには、羽田経由が地番早いといった具体例を挙げ、「日本ほど農業、漁業、林業に向いた国はない。如何に地方の潜在力を引き出していくの、地方のまちの経済は霞が関では分からない。構造を見るべきである」と均衡ある国土の発展に向けて発想の転換を訴えました。
最後に「地域経済に無関心な市民、やりっぱなしの行政、頼り放しの民間、これが三位一体となった時地域はだめになる。それでもその地域を担っていくのが自民党の使命」と警鐘を鳴らしつつも、政権与党としての自覚を促しました。
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講演する石破茂元地方創生相
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