
県連大会に代わる総務会を開催
次期参院選候補者に加田氏を選出
自民党兵庫県連合会は、県連大会に代わる総務会を6月23日、神戸市内のホテルで開き、来夏の参院選挙の公認候補として、県議会議員の加田裕之氏を党本部に推薦することを決めました。
県内の各級議員や、地域支部及び職域支部の代表らで構成する計203人の有権者のうち、この日出席した176人の投票で決めたものです。
同選挙では、現職の鴻池祥肇氏が今期での引退を表明しており、加田氏のほか、鴻池参院議員の長男で秘書の鴻池肇一氏が出馬に向けて、県連に公認申請をしています。
冒頭、谷公一会長(衆院議員)は「投票による選考は初の試みだが、『この人なら』と有権者に自信をもって紹介できる人を選んでもらえると信じる。決まったからには、そのリーダーの下で一致団結を」と求めました。
次に、各候補者が決意表明に立ち、鴻池氏は、県内の防災・減災対策の推進や憲法への自衛隊の明記などを政策に挙げ、「政治家として、やるべきことを成したいとの思いで立候補した。勝ちに向けてひるまず進み、党の議席を守り抜く」と力を込めました。
加田氏は、政策に国土安全保障や人口減少、自然災害の克服などを掲げ、「政治は特定の個人や団体のためにあるのではない。やる気、情熱、実行力を活かし、地域と国とのパイプ役をしっかり果たす」と訴えました。
続いて、投開票が実施され、当選した加田氏は「渾身の力をもって全身全霊で臨む」と勝利に向けて支援を求めました。
終了後の記者会見では、選考方法や県議としての去就、勝因などへの質問が寄せられ、谷会長と加田氏らが、「2人とも意欲が強く、話し合いで納得できる状況になかった」「任期満了まで続ける」「全支部を周り、今までの取組を誠実に訴えた」などと答えました。
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