県連トピックス

県連大会に代わる総務会を開催
末松信介県連会長、藤田孝夫県連幹事長を選任
衆院選など勝利へ「結束と前進」で一丸


県連大会に代わる総務会を、8月7日午後2時から神戸市中央区のクラウンプラザホテル神戸で開き、役員改選で県連会長に末松信介参院議員、同幹事長に藤田孝夫県会議員をそれぞれ新任しました。また、10月21日に任期満了を迎える衆議院総選挙の必勝を見据えて各種友好団体との連携強化などを盛り込んだ当面の活動方針を採択しました。
 県連会長に就任した末松信介参議院議員は、「(コロナ対策批判など)2009年8月の衆議院総選挙で、民主党に政権を明け渡したときに形が似ており、試練の時を迎えている」と厳しい認識を示しました。また、知事選が分裂選挙となったことを踏まえて「選対、党紀委員会のあり方など県連として何ができるか検証したい。衆院、神戸市長、参院選勝利へ『結束と前進』を図る」と体制立て直しへ決意を語りました。

総選挙へ信頼回復、組織強化が喫緊の課題

安達和彦県連総務会長(神戸市会議員)の開会の言葉に次いで、谷公一県連会長(衆議院議員)は、県連会長在任中に、衆参、知事、神戸市長選の計6回の重要選挙を勝利できたことに感謝の意を示し、今回の知事選については、「支持者が分断された形で行わざるを得なかったことについて、責任を取って会長辞任を明言していた」と陳謝しました。
 そのうえで県会、神戸市会議員で構成する選対委員会、党紀委員会のあり方について、次期執行部で検証・検討することを申し次ぎました。
 最後に来る次期総選挙に向けて、①コロナ対応を含めた国民との信頼回復②女性、若者への浸透による足腰の強い組織強化③SNSなどを活用した選挙、宣伝活動のあり方を課題として挙げ、次期執行部の対応に委ねました。

(左:冒頭あいさつで衆院選勝利へ檄を飛ばす谷公一県連会長 右:党情報告を行う石川憲幸県連幹事長)

斎藤元彦県知事がお礼、久元喜造神戸市長が決意

 来賓あいさつでは、先の知事選挙で当選した斎藤元彦第53代兵庫県知事が、「新しい時代の県政をつくってとの判断をいただいた。大きな転換点にあるが、対立を生むものではない。これまで素晴らしい県政が行われてきた。安定した県政、改革の県政運営をめざす」と理解を求めた。
 10月に予定される神戸市長選に3選出馬を表明、自民推薦を受けている久元喜造神戸市長は「コロナとの戦いは市民の生命と暮らしを守るもの。新しい発想による魅力ある地域づくりに取り組む」と支援を要請しました。

(左:党本部表彰の優秀党組織に表彰状を授与された  右:優秀党員に対して谷県連会長から表彰状を授与)

また、国民政治協会県支部の瀧川博司会長は、「新しい知事のもと、課題解決に支援していく」と述べました。
 出席国会議員を代表して登壇した渡海紀三朗衆議院議員は「今ほど政治の信頼が揺らいでいることはない。国難を乗り超えるためのメッセージが不足しており、最前線の皆さんに、その手伝いを願いたい」と党員党友の協力を願いました。


(左:来賓あいさつで抱負を述べる斎藤元彦県知事  右:自民党の推薦を受け市長選へ決意表明する久元喜造神戸市長)

第88回自民党大会で表彰を受けた優秀党組織、電気通信支部、八鹿町支部、兵庫県建設支部に次いで県連表彰の優秀党員42人、それぞれに谷県連会長、石川憲幸県連幹事長(県議会議員)から表彰状と記念品などが贈られました。
 この後議事に入り、まず石川幹事長が党情報告に立ち、総裁選の経緯、県連青年局部、女性局の活動状況などを説明、続いて、村岡真夕子財務副委員長(県議会議員)が令和2年度収支、令和3年度予算案を提案、原案の通り承認されました。
 この後の役員選出では、事前に役員選考委員会で決定していた新役員(詳細名簿は別項掲載)について坊恭壽選考委員長が報告し承認されました。

末松県連会長 一体となった取り組み決意

就任した末松信介県連会長は、コロナ感染症の今日に至るまでの党本部の動きを説明しながら、「政府・与党のコロナ対策に対する不満が増大しており、衆院選で大敗し下野した2009年の状況に酷似している」と危機感をあらわにし、「厳しい意見も多く、反省しながら前に進まなければならない」と謙虚な姿勢を訴えました。また、知事選に関連して選対、党紀委員会のあり方について「県連として何ができるか検討したい。衆院選、神戸市長選、参院選の重要選挙に『結束と前進』で立ち向かう」と挙党体制が必要としました。
 また、藤田孝夫県連幹事長は、「ポストコロナの未来を切り拓く勝負の年」と位置づけながら、衆院選における全員当選、党勢拡大及び党組織の強化、各種友好団体との対話と連携強化を盛り込んだ当面の活動方針を提案、全会一致で承認されました。

(左:来るべき衆院選、神戸市長選挙勝利へ決意を表明する末松信介県連会長。右:藤田孝夫県連幹事長は活動方針を提案)

 県連大会に代わる総務会が終了後、末松会長ら県連5役が記者会見を行いました。中で、末松会長は「知事選では、県議団に足並みの乱れはあったが、今後に向けて結束と前進を図る」、藤田幹事長は「議員間の連携と情報共有で一致結束して果断に対処していく」とそれぞれ組織の正常化を第一義とする姿勢を強調しました。

(県連大会に代わる総務会終了後、末松会長ら県連5役が記者会見を行い、今後への対処方針などを説明)



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