片山さつき大臣が第29回ひょうご次世代育成塾で講演
地方創生の本格展開へ 「スーパーシティ」構想に期待
自民党兵庫県連の青年局・部による第29回ひょうご次世代育成塾が12月1日午後、同県連で開かれ塾生ら約100人が参加、地方創生や規制改革、女性活躍などを担う片山さつき内閣府特命担当大臣が「地方創生で日本を元気に!〜現状と未来像〜」と題して講演しました。
冒頭、谷口俊介青年局長は「来年4月の地方統一選と夏の参院選に勝利するため一丸となろう」と訴え、若い世代が地方創生を学ぶ機会にしてもらうことを求めました。
また、谷公一県連会長は、外国人材の活用について「人口減少社会の中で、労働力を確保するため外国人材に頼らざるをえない。どういう仕組みで受け入れ、どう地域で支えていくかが問題」と示したほか、片山大臣について「行動力が素晴らしく、新たな地方創生の展開を図ってくれるはず」と期待を寄せました。盛山正仁衆議院議員は「市や県の活性化のために何ができるのかを学び、それぞれの地域で実践してほしい」と呼びかけました。
このあと、片山大臣が講演。「地方創生は来年で5年目を迎え、仕上げのステージに入る。総理からも、次元の違う枠組みを作らないといけないという指摘も受けている」と本格展開に向けた政府の意気込みを紹介しました。
そのうえで、内閣府が国家戦略特区として打ち出している「スーパーシティ」構想を解説。移動や物流など計10分野でキャッシュレス、自動走行・配送、遠隔医療・介護・教育、ロボット監視などの最先端技術が導入され、特区に選ばれれば特区内で5分野以上を2030年頃に完全実施する計画であることを伝えました。
片山大臣は、「神戸で実施したいという提案ももらっている。構想は来年1月に最終報告がまとまり、夏以降にエリアを公募・選定していく」と説明して期待を寄せ、政治を志す参加者に「いまは時代の変わり目で政治はおもしろいが、大変な責任も負う。チャレンジングなマニュフェストをつくってぜひ挑戦してほしい」と注文をつけました。
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片山さつき大臣が講演し、「スーパーシティ」構想について解説しました
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