2023.06.19
第67回自民党兵庫県連女性局大会を開催「女性のチカラを政治に」―活動方針を採択原岡恵利子女性局長、中村かよ子常任相談役を再任
第67回自民党兵庫県連女性局大会が、6月19日午前11時から行われ、原岡恵利子女性局長、中村かよ子常任相談役を再任するなど役員を改選、また、党勢拡大・組織強化の一環として青年局・青年部との連携を深め、県連組織を一層強固にする取り組み推進などを盛り込んだ活動方針を採択しました。
また、議事終了後には、第32代参議院議長で史上最多の8期を務める山東昭子参議院議員が、「最近思うこと」と題して経験談を交えて講演しました。
冒頭、あいさつに立った原岡女性局長は、統一地方選おいての応援などについて説明、「役員改選で体制を一新する。スマイル号による遊説活動、対話集会などを通じて、地域の声を吸い上げる活動に取り組む」と決意を新たにしました。
来賓出席した関芳弘衆議院議員は、取り沙汰された衆議院解散の顛末を解説したあと、LGBT法案にふれ、「これまでの法律は変わらない。法律の趣旨の理解促進に努めてもらいたい」と周知の必要性を求めました=写真右。
出席した国会議員秘書らが紹介されたとあと議事に入り、事業報告、役員任期等に関連する規約改正を承認、役員改選では、原岡女性局長、中村常任相談役の再任をはじめ任期満了に伴い新たに5人の女性局次長を選任しました=写真下中央。
さらに政策審議委員に西本祐子、選挙活動委員に服部玲子の両氏を新任しました。
新体制の発足を受けて原岡女性局長が活動方針を上程し、満場一致で採択されました。
「こどもまんなか政策」、女性活躍へ活動強化謳う
活動方針では、「信頼と共感」「決断と実行」の理念のもと、女性局として常在戦場の心構えで活動にまい進、党人としての責任を果たす」と謳いながら、党勢拡大・組織強化について青年局、党本部との連携を一層強めることにより、女性の政治参画を推進することを打ち出しています。
児童虐待防止「ハッピーオレンジ運動」を継続
さらに児童虐待防止「ハッピーオレンジ運動」の継続、 スマイル号を活用した街頭活動、「こども家庭庁」を司令塔とした貧困問題、ヤングケアラー支援など「こどもまんなか社会」の実現に向けて尽力することを明記しています。
宣言・決議では、「女性が政治参加しやすい活動・環境整備」、「女性局役員経験者の力を活用した政策に強い女性局をめざす」としており、「行動する女性局」「政策の女性局」を掲げる姿勢が示されました。
山東昭子元参議院議長が講演
「方程式のない時代を生きる心構えを」
(山東昭子元参議院議長が、経験談を交えながら高齢化社会における過ごし方などについて講演しました)
午後は、山東昭子元参議院議長が「最近思うこと」のテーマで講演、政治・社会情勢等について、感じることなどを ユーモアも交えて語りました。
講演に先立ち藤田孝夫県連幹事長(県会議員)が「自民党が多様な意見を取り入れる先頭に」と期待を述べました。
山東氏は、鴨長明の「方丈記」の冒頭文を引用して「世の中は確実に変化している。自民党はウェル・ビーイングを政策として打ち出しているが、自由にいきいきと生きることのできる、幸せを持続できる環境づくりが大切」と人生百年時代のあり様を示唆しました。
また、LGBT法案に関連して「世界の潮流に合わせることが重要だが、日本人の育った環境、伝統、平和を大切にすることが何より大事。声なき声にも耳を傾け、よりよくするために知恵を出すべき」と日本人らしさの尊重を強調しました。
さらに原発問題について「普通なら何もないが、時に刃になることもある。大事なことは何かを丁寧に説明、訴える義務がある」と説明責任を指摘しました。
最後に「AI時代は素晴らしいが、リスクがあることも忘れてはならない。これからは方程式にない時代が来るが、共に支え合って生きる社会をつくる努力を」と結びました。