2023.07.15
第68回県連大会を開催末松信介会長を再任、黒川治幹事長を新任次期衆議院、参議院選挙勝利へ活動強化
第68回自民党兵庫県支部連合会大会が、7月15日午後2時から神戸市中央区のANAクラウンプラザホテルで行われ、先の統一地方選挙・兵庫県議選、神戸市議選などにおける結果を踏まえつつ、次期衆議院・参議院議員選挙の勝利に向けた活動方針を承認しました。
また、役員改選では、末松信介会長(参議院議員)を再任、黒川治幹事長(県会議員)、坊恭壽総務会長(神戸市会議員)、原テツアキ政務調査会長(県会議員)、藤本百男選対委員長(同)らを選任しました。
末松会長「原点に立ち日々の活動展開を」
冒頭、あいさつに立った末松会長は、まず、県議選を振り返り「史上初めて過半数割れとなる厳しい結果となった。それぞれ原点に立ち、日々を大切にしながらがんばってもらいたい」と激励しました。次いで、昭和30年の立党時と現在の衆参議席数を比較しながら「大きく減っているわけではない。県内では、維新が迫ってきており、どう戦うかを考えて、先頭に立つ政治を」と緻密な中にも泰然とした姿勢の必要性を訴えました。
(開会に当たり県議選などを総括、結束を訴える末松信介県連会長)
来賓祝辞「難局を解決できるのは自民党だけ」
次いで来賓祝辞で、齋藤元彦知事は「知事就任2年目を迎える。構造改革などの攻めの県政へのかじ取りを支えて」、久元喜造神戸市長は「循環型社会の構築へSDGsに基づく政策が重要。国、県、市町の連携した地域課題の解決へ支援を」、尾山基国民政治協会兵庫県支部会長は「難局を解決できるのは自民党だけ。選挙結果をしっかり検証し衆参選挙に備えて」とそれぞれの立場から期待を述べました。
(来賓出席した左から齋藤元彦兵庫県知事、久元喜造神戸市長、尾山基国民政治協会兵庫県支部会長)
西村康稔経産相、松本剛明総務相が政策成果アピール
出席した国会、県会、神戸市会議員の紹介のあと、西村康稔経済産業大臣が登壇、「安倍元首相が凶弾に倒れて1年、遺志を継いで豊かさを実感できる、誇りを持てる日本をつくっていく」と決意を披露したうえで、原発の再稼働、半導体などの先端技術で世界をリードするといった政策への取り組み姿勢をアピールしました。
松本剛明総務大臣は「防衛問題、少子化対策などで大きく前進している。AI分野では世界のルールづくりの先頭に立っている」と政策の成果を強調し、「危機感を持ちつつ手を携えて兵庫自民党を前に進めよう」と結束を促しました。
(左:優秀党員を代表して森田氏に感謝状が贈られました 右:党情報告を行う藤田孝夫幹事長)
活動方針 地方議員、各種団体との連携強化盛り込む
別表の新役員が選任された後、再任された末松会長は「若い人に頼もしい可能性のある夢が実現できる政策実行を。みんなの力を出し合い組織を活き活きしたものにしよう」と期待に応える政策の実践を誓いました。
このあと新たに選任された黒川治幹事長が活動方針を提案しました。県議選の結果を踏まえながら「現状を真摯に受け止め、 どんな逆境でも勝ち上がる強靭な態勢を再構築し、次なる戦いの備えを」と基本姿勢を示しました。
そして衆議院参議院選挙勝利に向けて地道な日常活動の積み重ね、党の力の源泉である党組織の強化、地方議員及び各種団体連絡協議会との連携強化、効果的な広報活動の展開盛り込んだ活動方針を提案、さらに11月11日に開催される政経文化パーティへの協力を呼びかけました。
提案された党情報告、新役員、活動方針案は、いずれも満場一致で議決、承認されました。原岡恵利子女性局長が大会アピールを朗読したあと、坊池正副幹事長(神戸市会議員)の発声で、出席者全員がこぶしを突き上げ、「ガンバローコール」を三唱、衆参選挙圧勝を誓い合いました。
閉会後に新役員が記者会見に臨み、末松会長は「衆議院解散の時期は不明だが、常在戦場の気持ちで一人ひとりが、街頭に立つ、人と出会うことが大事」と次期選挙に向けたあり方を示し、政権党として難局を乗り超える気概を求めました。
また協力関係にある2・8区における選挙協力について「衆議院候補を持たないことが、県議選における兵庫区、長田区、尼崎市の苦戦、敗戦につながった」と分析、茂木幹事長ら党幹部にもその由を伝えたことを明らかにしました。
(左:新たに就任した黒川治幹事長が活動方針を提案 右:衆参選挙勝利へガンバローを三唱)
(記者会見に臨む県連役員。左から藤本百男選対委員長、坊恭壽総務会長、末松信介県連会長、黒川治幹事長、原テツアキ政調会長)