臨時国会で第１０２代首相に選出へ

岸田文雄首相の後継を決める自民党総裁選挙は９月２７日、党本部で投開票され、石破茂元幹事長（６７）が決選投票で高市早苗経済安全保障相（６３）を破り、第２８代自民党総裁に選ばれました。 総裁任期は３年で、１０月１日に召集される臨時国会で第１０２代首相に選出されることになっています。

　今回の総裁選挙は史上最多の９人が立候補したこともあり、国会議員票３６８票と党員・党友による地方票３６８票で争う１回目投票で過半数を獲得した候補者はありませんでした。 　兵庫県連では、９月２６日党員投票を締め切り、早朝より開票作業を行い下記の通りの結果となりました。

[１回目投票結果・兵庫県連]

[１回目投票・全国集計]

　１回目の投票で過半数を獲得した候補者がなかったため、規定に従って議員票と各都府県連１票ずつよる決選投票が行われました。都道府県連票は石破、高市両氏のうち上位だった方に割り当てられました。

[決戦投票・国会議員票、都道府県連票]

＊国会議員票は棄権１、無効票・白票５

　同日夕に党本部で記者会見に臨んだ石破茂新総裁は、「ルールを守る自民党でなければならない。国民が検証できる仕組みを作らないといけない」と語り、野党とも協議しつつ政治改革に取り組む姿勢を強調しました。

　また、衆院総選挙については「与党と論戦を交わしたうえで、なるべく早く審判を仰がなければならない」との考えを示しています。