2025.03.25
令和7年県連大会に代わる総務会を開催
「参院選勝利へ総力を結集」
末松県連会長「参院選は政権選択、厳しい戦い覚悟」
県連大会に代わる総務会が、3月22日午後2時から神戸市中央区のラッセホールで行われ、令和7年度予算案、当面の活動方針などを採択しました。活動方針では、「少数与党となったことを真摯に受け止め反省を」と信頼回復を掲げ、また、昨秋の出直し知事選挙には、「自主投票という苦渋の選択となった」としたうえでSNSの拡散や2馬力選挙といった新たな課題への取り組みを打ち出しました。
「齋藤知事は混乱収束へ対応を」
冒頭あいさつに立った末松信介県連会長(参議院議員)は、衆院選で過半数割れとなったことに関連して「熟議の政治と捉え、国民のための政治を取り戻す機会に」との受け止め方を示しました。また、参院選で過半数を割れば政権を失うと危機感をにじませ、県政に対しては「何が混乱の収束につながるのか考えてもらいたい」と齋藤知事に苦言とともに早急な説明と対応を求めました。
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次いで、来賓出席した久元喜造神戸市長があいさつに立ち、都市基盤である下水道ネットワークの整備を説明「基礎自治体の仕事は華やかなのものばかりでなく、見えない所で暮らしを支えることも大事」とあり方を示唆しました=上写真左。また、尾山基国民政治協会県支部会長は、4月18日に神戸空港からの国際便の第一号は飛び立つことにふれ「画期的な動き」と述べました=上写真右。そして両氏はともに、参院選勝利で政治の安定を期待しました。
「厳しい時こそがんばり抜こう」
この後、出席国会議員を代表して谷公一衆議院議員が登壇し「先の衆院選では政治とカネの問題について厳しい批判を受けた。弁解はできない。こういう時にこそ歯を食いしばってがんばり抜こう」と促しました=下段写真左。
この後党情報告及び当面の活動方針案の提案に立った黒川治県連幹事長(県会議員)は、党員獲得が目標の3万人に達しなかったことを報告し、党勢拡大への取り組みを期待しました。さらに県政の混乱に対して、パワハラ等を認定した第三者委員会の調査報告に対して県議会として知事に丁寧な納得のいく説明を求める考えを示しました。そのうえで、その対応を踏まえて然るべき判断していくことを明らかにしました=下段写真右。
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北川泰寿県連財務委員長が収支報告及び7年度予算を提案し、全会一致で了承されました。次いで、先の党大会で党優秀党組織として表彰を受けた浜坂支部、家島支部の両支部代表に末松会長、黒川幹事長から表彰、党旗などを授与されました=写真下

加田裕之参院議員が決意表明「次世代へのビジョンを」
今夏に改選を迎える加田裕之参院議員が決意表明に立ち、「政治とカネの問題では、最前線でがんばっている皆さんにつらい思いをさせた」と陳謝しつつ、「日本の政治を責任を持って担えるのは自民党しかない。少数与党により熟議は仕方がないが、自民党らしさを失ってはいけない」と姿勢を主張しました。
さらに「厳しいのは自覚している。有権者の思いを受け止め、地に足をつけて寄り添う政治を実現する」と目指すところを力強く訴えました=写真下段上。


終了後に末松会長、黒川幹事長、原テツアキ政調会長、坊恭壽総務会長、藤本百男選対委員長が記者会見を行いました。 末松会長は参院選に向けて立憲民主・国民民主系の知名度の高い無所属候補の出馬が確実視されることに大変厳しい状況になってきたと強調、体制の充実の必要性を語りました。また、齋藤知事に対して、黒川幹事長は、県民への説明が大事としながら、如何によっては然るべき対応を取る方針を示しました。(下写真)
