2025.04.01
第22回兵庫りぶるのつどいを開催
参議院選挙の勝利へ女性局の力を結集
小林鷹之前経済安保相が記念講演
3月29日午前10時40分から第22回兵庫りぶるの集いが神戸市中央区のポートピアホテルで行われ、県連女性局会員をはじめ衆参国会、県議会、神戸市会議員ら約100人が出席、参議院選挙に向けた結束の大切さを確認しました。また、小林鷹之前経済安全保障担当相が記念講演、「国力の根幹は経済の復活と教育にある」と示唆しました。
原岡県連女性局長「立党精神を噛み締め一丸となって」
冒頭あいさつに立った原岡恵利子県連女性局長は、阪神・淡路大震災30年について「感慨深い」と述べ、防災・減災対策の大切さを強調、また、拉致被害者・有本恵子さんの父親・明弘さんが、2月に死去したことにふれて「時間の余裕はない」と一日も早い帰還を訴えました。
さらに「政治は国民のものという立党精神を噛み締めつつ、参院選勝利へ女性局も一丸となって戦う」と誓いました。
末松県連会長「熟議の政治を期してがんばる」
次いで、末松信介県連会長が登壇し、「衆院選では、全体として厳しい結果となった。生活を楽にしてほしいという国民の願いを認識しなければならない」と苦言を呈しました。さらに「少数与党のもとでは、野党の意見に耳を傾け、合意形成をしなければならない。熟議の政治を期してがんばる」と参院選勝利へ決意を表明しました。
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続いて、来賓祝では、黒川治幹事長=写真下左=が「参院選で友党候補の推薦を出しているが、わが党公認候補の当選が第一」、坊恭壽総務会長が「厚生年金加入など地方議員のなり手不足対策を」と語りました=写真下右。
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また、関芳弘衆院議員は「外交経験のない野党に政権を任せられない」=左写真左、山田賢司衆院議員=左写真中=は、「厳しい時こそ自民党の底力を」と主張しました。今夏に改選を迎える宮崎雅夫参院議員=上写真右=は、専門の農水問題に関連して米価の安定へ情報発信に努めると約束しました。
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県連女性局役員が紹介された=下写真左=あと、加田裕之参院議員が駆け付け、再選にかける意気込みと決意を表明しました。「自民党は国民政党としてそれぞれの思いを拾い上げ政策に結び付けてきた。地に足をつけて提言、政策形成に努めたい」と姿勢を強調しました。そのうえで、「(次期参院選は)本当に厳しい。政策を実現し、次の世代に引き継ぐために全力でがんばる」と全霊をかけた戦いを強調しました=下写真右。
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小林鷹之氏「国力の根幹をなすのは教育」

午後、小林鷹之衆院議員前経済安全保障担当相(千葉2区選出)が、記念講演に立ちました。
昨年の総裁選出馬のエピソードも交えながら、国会の現状について二つの危機感を持っていると前置きし、「少数与党でめちゃくちゃに厳しい状況にある。こんなことを来年も繰り返すのか」と政治の安定の大切さを指摘しました。同時に「(政策づくりにおいて)野党にも責任があることを意味している」として臆することのない対応を求めました。
「高校無償化で公立高校の質はどうなる」
二つ目の危機感として、世界における日本の地位の低下を挙げました。維新との政策調整で高校の授業料無償化に踏み切ったことを例示し、「中長期的に見て日本のためになるのか冷静に考えるべきだ」と疑問を唱えました。その理由として「公立高校の質が、果たしてどうなるのか。地方では公立高校が学びの中核である。教える先生の質の確保や関連施設の整備など正しい優先順位が大事」と再考を促しました。
そのうえで「国力の根幹は経済・安全保障であるが、これを支えるのは、世に新しい価値を生み出すイノベーションであり、真の根幹は教育にある」として、「勉強する大学にすることが重要」としました。
このほか、日米関係について「アメリカ一強ではない状況で、代わりを日本がやる。内向きの政局ばかりに目を向けていては、世界においていかれる」と外交の場におけるプレゼンスの大切を強調しました。