実績

1.自民党が記してきた足跡と兵庫県政の系譜

1 自民党は、兵庫県、とりわけ兵庫県政において一貫して第1党として、政治・行政の究極の目的である県民の命と財産を守ることに心血を注いできました。
知事をはじめとした当局との厳しい議論・協議の中で、県民福祉の向上と安全・安心の暮らしを最優先する施策展開を図り、県民の願いや夢をかなえる取り組みを続けてきました。

2 兵庫の50年の歩みを概観すると、時代的な課題への対応とともに、未来に向けたあるべき姿を掲げてきた歴史があります。 連綿と紡がれてきた県政の理念と歩みを紐解くと、金井元彦知事は「生活の科学化」を掲げて経済成長の果実を県民生活に反映させました。 坂井時忠知事は、時代の変遷を正確にとらえて「生活の文化化」を旗印に「物」から「心」の大切さを説く先駆けとしました。

金井元彦知事
坂井時忠知事

3 貝原俊民知事は、「こころ豊かな人づくり」を県政の最重要テーマと位置づけ、「人こそ国の礎」の理念を主張、これを受けた井戸敏三知事は「参画と協働」を標榜し、県民と共に歩む県政のあるべき姿を明確にしました。

貝原俊民知事
井戸敏三知事

4 そしていま、齋藤元彦知事は、こうした県政の系譜に重きを置きつつも、時代の閉塞と澱みを打ち破るエネルギーの結集を目指す「躍動する県政」をめざしています。

齋藤元彦知事

5 この間、自民党は地域に足を運び、地域と共に新たな道を希求し続けてきました。 その底流には、ふるさと兵庫のかたちをかたちづくり、笑顔と希望にあふれた明日を確かなものとするために、 先人から脈々と伝えられてきました高い志と進取の気質が息づいています。

6 政策に対する成果や評価は、点ではなく線へ、線から面へと広い視野から下されるべきです。 言葉だけではなく、経験と確固たる信念・理念に基づく実戦にこそ自民党の姿が存在します。 自民党の旗のもとに集い、思いを同じくする皆さんと肩組み歩み続けることを誓うものです。

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2.自民党の実績―
点から線、面へ広い視野からの実践と成果

阪神・淡路大震災の経験と教訓を活かす

1公費の投入によるガレキの迅速処理

災害廃棄物等の処理は発生市町の事業とされ、損壊家屋などの解体は所有者の責任されてきた。復旧復興の第一歩は解体処理にあるとの観点から初めて公費負担による初の事例となった。

2ボランタリー活動の発芽と広がり

大震災は、兵庫初のボランティア元年となった。発災から4月末までの震災ボランティアの延べ人数は約120万人とされる。その多くは若者で、「他人の役に立つ感動」との行動が全国に広がった。

3国内外の被災地の復旧・復興支援のあり方を先導

緊急時の復旧復興に当たり、自助公助共助の三位一体となった支えの大切さを内外に発信し、大震災の経験と教訓が、その後の災害被災地の復興支援については国際貢献にも寄与することとなった。

命と健康を守る先進医療体制整備・充実

1災害医療センター等の開設、県立病院の整備

「命を守る」、これは政治・行政の最大の使命です。兵庫に集積された科学技術を有機的につなぎ、同時に最先端技術を駆使した医療体制を整備、がんの克服、災害発生時や急性期医療を先導した。

2健康づくり条例、受動喫煙防止条例等の制定

平均寿命もさることながら健康寿命を長くすることが何より大切。そのためには、治療以上に病気にならない予防の観点から自らの健康づくり、また、他人に害を及ぼさない生活のあり様が大切なことを発信。

3ドクターヘリの共同運航開始

傷病者の搬送は一刻を争う。平成22年に京都、鳥取とともに共同運航を開始し、現在ではドクターカーの運用と共に同乗した医師が救命救急措置に当たる近畿圏域をカバーする体制が整備されている。

体系的な体験教育、道徳教育など先導的展開

1「トライやる・ウィーク」など環境体験、自然学校などを実施

大震災、平成9年の神戸児童連続殺傷事件をきっかけに体験教育に着目、トライやるウィークは全国初の兵庫発事業で全国に広がり、環境体験や自然学校の実施など、「生きる力」の育みに貢献している。

2兵庫版道徳教育副読本の配布活用

他者や自己との「対話」により考えを深める道徳教育の副読本教材として小学校、1,3,5年生、中学校1年生以上に配布、また、図書館などでも閲覧が可能で、兵庫ゆかりの人物などを紹介している。

3教科担任制と少人数学習を組み合わせた「兵庫型教科担任制」を全県実施。

基礎的な学力の定着を図り、主体的・対話的な学びのの実現へ、国の加配措置を活用した「兵庫型学習システム」を実施。教科担任加配と学級担任の交換授業などを組み合わせ指導の充実を図っている。

高規格道路ネットワークの整備強化

1北近畿豊岡自動車道、山陰近畿自動車道の整備推進

高規格道路ネットワーク充実強化は、県土の骨格形成を促し、県全体の発展基盤となる。北近畿豊岡自動車道(豊岡―丹波73km)、山陰近畿自動車道(鳥取-宮津120㎞、県内51km)の早期完成を目指している

2大阪湾岸道路西伸部の工事推進

六甲アイランド北・神戸市長田区駒栄を結ぶ14・5kmを結ぶ。国、県・神戸市が合併施行しており、交通渋滞の解消とともに阪神港の機能強化や物流の効率化に寄与する期待されている。

3名神湾岸連絡線、播磨臨海地域道路の計画推進

名神湾岸連絡線は名神高速道路と湾岸線西伸部(西宮市)を結ぶ2・7km、播磨臨海地域道路は第2神明―姫路広畑を結ぶ36km。渋滞解消、物流の効率化など兵庫経済の活性化に資する。

ポテンシャルを活かした兵庫経済の活性化

1産業立地条例に基づく全国トップクラスの企業立地

東西大動脈道路の結節点という地域特性、県内の優れた産業基盤を活かして工場立地件数は常に全国トップクラスを維持。立地を促す優遇措置を打ち出し、直近でも補助実績は197社60億円にのぼっている

提供: 国立研究開発法人理化学研究所

2スーパーコンピュータ「京」「富岳」の産業利用

理化学研究所の「京」その後継機「富岳」は、スーパーコンピュータの国際会議でランキングトップを占めるなど計算科学分野で世界をけん引、コロナ禍で有名となった飛沫感染研究や企業の技術開発に貢献してきた。

提供: 国立研究開発法人理化学研究所

3SPring―8等の産業利用を支援

SACLAと共に活用され、また、兵庫県ナノテク研究所などと連携し、放射光を活用した生命科学への利用、先端材料の原子・電子構造、新物質の創製などに大きな成果を上げている。

地方分権の推進と広域連携の取り組み

1都道府県レベルでは全国初の特別地方公共団体「関西広域連合」設立

地方分権の突破口をめざして兵庫県・県議会が主導する「関西広域連合」が平成22年に設立された。現在12府県・政令市が参加して広域行政の展開や国の出先機関の移譲といった分権改革に取り組んでいる。

2カウンターパート方式で東日本大震災、熊本地震被災地を支援

大規模自然災害に際して、それぞれの府県が担当を決め、きめ細かく対応するに復旧・復興の貢献。東日本大震災では、職員派遣や被災者支援などソフトハード両面のノウハウなどを助言に当たった。

3関係機関の共同移転など県・神戸市との協調を促進

地方分権についての考え方を敷衍させ、県と政令市である神戸市との協調は、合同庁舎の建設、産業振興などの関係機関の共同対応など他府県では例を見ない協力関係をつくっている。

防災・減災へ万全の備え

1兵庫県住宅再建共済制度の創設

大震災の教訓を踏まえて、平成19年の全国に先駆けた住宅再建共済制度を創設、年額5千円の掛け金で最大600万円の保険金を受け取り、住宅の再建・補修を果たすことができる。

2広域防災センター等の関連施設の開設

大震災の経験を経て、県全体をカバーする広域防災拠点として整備された。平常時は消防職員・団員の訓練、地域防災リーダーの育成に当たり、緊急時には救援物資の集積・配送業務に当たる。

3世界最大級の実大三次元振動破壊実験施設「E-ディフェンス」誘致

三木総合防災公園には、実物大の構造物を実際に破壊し、破壊メカニズムの解明や耐震補強効果の検証を行う実験施設を建設。実際の地震と同じ複雑な揺れを造り出す震動台での知見は、世界から注目を集めている。